海難の救助

 海は、海水浴等のマリンレジャーの場として皆さんに親しまれると共に、輸送、漁業等私たちの生活に密着しています。
 一方で、遊泳中の漂流事故や船舶衝突・転覆等の海難事故により尊い命が失われた場合は突然の悲しみを家族にもたらすことになります。
 徳山海上保安部では、尊い命を救うため日夜訓練を行いつつ、万全の体制で24時間海を見守り続けています。

○ 海難救助

 当管内は、沿岸部に日本有数の石油コンビナートが立地し、沖合いには好漁場を有する瀬戸内海が広がり、多種多様の事件・事故が発生するため、日頃からこれらの事件・事故へ迅速・的確に対応できる体制の確保に努めています。
 所属船艇のうち、巡視艇「なつづき」は、潜水士が配属されている潜水指定船であり、担任水域はもとより、広範囲の海域において、大型船の曳航救助や転覆海難での捜索救助など、高い海難救助能力を発揮しています。
 海難防止については、海事関係者や漁業者を集めた海難防止講習会や諸訓練の実施などあらゆる機会をとらえて事故防止対策を推進しているところです。


乗揚げ船に移乗し船員を救助する海上保安官
笠戸島沖での急患吊り上げ救助の模様
 

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